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クラフトの旅

ブランドの中心にあるのは、クラフトへのこだわりです。ジュエリーが生み出されるまでの工程と、一つひとつの作品に命を吹き込むために必要な技術的な精密さ、そして人の手による繊細な仕事をご覧ください。最初の工程から最終的な形になるまで。私たちのクラフトを、ひとつひとつの工程を追いながら紹介します。

01 金型

商品開発段階でプロトタイプを完成させた後、今後の生産に向けた高精度な基準となるマスター原型を制作します。マスター原型をゴムで包み込むことで、内部にネガティブスペースを形成します。こうして作られたゴム型が生産の基礎となり、コレクションに合わせてデザインを展開することが可能になります。より複雑なデザインの場合は、3Dデータをもとにワックスモデルを直接プリントします。

真のクラフツマンシップとは、ブランドと製造パートナーの協働によって生まれるものです。私たちは、職人の技術と存在を尊重する、現代的で倫理的な労働環境を大切にしています。ひとつひとつの手作業による仕上げには、確かな専門技術と丁寧な仕事が込められています。この協働は、長年にわたり信頼関係を築いてきたサプライヤーにも広がっています。彼らは、サステナブルな取り組みにおける厳格な基準を維持し、業界が直面する課題に向き合いながら、意義ある変化を生み出すうえで欠かせない存在です。

パートナーシップ:共通の価値観と専門性を礎に

マスター原型

02 ワックス成形

型が完成すると、ゴム型にワックスを注入し、一つひとつのワックスレプリカを成形します。その後、各ワックスモデルを熱で中央の幹に接着し、十分な接着強度と適切な間隔を確保します。こうして「ワックスツリー」と呼ばれる形状を作ることで、複数のパーツを同時に鋳造でき、生産効率を高めるとともに、廃棄物の削減にもつながります。

鋳造のために準備されたワックスツリー

ワックスツリー

すべての製品の背景には、それを形にする人々がいます。私たちは、チームとサプライチェーンのパートナーに対して、公正で安全かつ健全な労働環境を確保することに取り組んでいます。

— トムウッド CEO モーテン・イサクセン

03 鋳造

完成したワックスツリーを鋳造用のシリンダーに入れ、液状の石膏を流し込みます。石膏が硬化したら、高温の工業用オーブンに入れてワックスを溶かし、石膏の内部にネガティブな型を形成します。その後、100%リサイクルの925スターリングシルバー、またはリサイクル9Kゴールドを溶かし、シリンダー内に流し込んで型の空間を満たします。冷却後、水を使って石膏を取り除くと、新たに鋳造されたシルバーのツリーが現れます。この緻密な工程が、完成品の品質を支える基礎となります。鋳造時の気孔や表面の欠陥を防ぎ、素材が意図せず不足することのないよう、細部まで徹底した精度で仕上げています。

私たちのコレクションでは、品質と責任への取り組みとして、100%リサイクルのシルバーとゴールドを使用しています。精錬所まで完全に追跡可能な認証済みの素材を使用することで、責任あるクラフトへのこだわりをもって生産を始めています。シルバーがますます貴重な資源となるなか、私たちは一つひとつの素材を大切に扱い、それぞれを保存し、再利用すべき資源として捉えています。
鋳造されたシルバーのツリーから一つひとつのパーツを切り離すと、シルバーの湯道が付いた、加工前のジュエリーが姿を現します。この工程は、私たちの生産プロセスにおける循環性を象徴しています。残ったシルバーの湯道は回収・リサイクルされ、次の生産に再利用されます。貴金属の一片まで可能な限り再利用することで、責任あるクラフトへの姿勢を、制作のすべての工程に取り入れています。

鋳造用石膏で満たされた鋳造シリンダー

シルバーツリー

私たちのジュエリーは、職人と素材の対話から生まれ、妥協のないクラフツマンシップへの揺るぎない姿勢を体現しています。

— トムウッド CEO モーテン・イサクセン

鋳造された未加工のシルバー

認証済み100%リサイクルシルバー

04 研磨・仕上げ

シルバーの湯道を取り除いた後、職人が一つひとつ丁寧にヤスリをかけ、粗い部分や角を滑らかに整えます。研磨は、制作工程の集大成ともいえる重要な工程であり、それぞれのジュエリーが形状とデザインの両面で完成された状態になるよう仕上げていきます。細部やフォルムを見極める確かな目が求められるため、この工程は熟練した職人が担当します。職人は高い精度で完成したジュエリーを磨き上げ、滑らかな仕上がりへと導きます。多くの場合、仕上げには複数回の調整が必要となります。磨きすぎると本来のフォルムが損なわれるため、一つひとつの工程を細心の注意を払って行います。

職人の手仕事

トムウッドのジュエリーは、一つひとつ職人の手によって丁寧に仕上げられ、その手仕事の痕跡が刻まれています。人の手によるクラフトは、時間と精度へのこだわりの証です。一つひとつの作品に、丁寧なペースと細やかな配慮が込められています。

フォルムを整える

最終研磨

05 石材の調達と成形

石の選定と責任ある調達は、生産工程における重要な要素です。原石の段階から、意図と細やかな配慮をもって進められます。私たちは、使用する宝石の完全なトレーサビリティを確保し、すべての工程において透明性を維持することを目指しています。

宝石は厳選して調達し、一つひとつのデザインに合わせてカットします。その後、ドップスティックに固定し、研磨ホイールに当てながら形状を整え、適切なフォルムと研磨状態に仕上げます。この緻密な工程によって、それぞれの石に合わせたセッティングに必要な、美しいファセットと正確な形状が生み出されます。

石の調達

一つひとつの石に意図を込めて形を整える

06 石留め

ラルビカイト

私たちのルーツへのオマージュ。ラルビカイトは、ノルウェー・ラルヴィクのLundhs採石場から直接調達する、私たちにとって大切なノルウェーの国石です。Coveコレクションの核となる素材であり、ノルウェーの荒々しく美しい風景を讃えるよう、一つひとつ丁寧に形を整えています。

責任ある調達と素材の有効活用への取り組みの一環として、ラルビカイトはラルヴィクのLundhs採石場で採石の副産物として生まれたものを使用しています。これを廃棄物として扱うのではなく、その固有の美しさと、ノルウェーのクラフトマンシップやデザインにおいて長く受け継がれてきた意義を尊重しています。

マザーオブパール

自然が生み出す素材。マザーオブパールは、私たちのコレクションに繊細なアクセントを添える素材です。その有機的なフォルムを活かすため、繊細な加工と節度ある仕上げが求められます。一般的に、牡蠣や貝類の殻の内側にある虹色に輝く層から切り出され、一つひとつ丁寧に扱うことで、その自然由来の美しさを尊重しています。独特の幻想的な輝きが、ジュエリーに唯一無二の表情をもたらします。

ラルビカイト:ノルウェーの国石

マザーオブパール

07 メッキ加工

それぞれのセッティングは、石を保護し、ジュエリーの耐久性を高め、長く愛用できるよう慎重に設計されています。職人はまず、金属の中に正確な「受け」を削り出します。覆輪留めでは、金属の縁を石に沿って折り込み、すっきりとした一体感のある仕上がりにします。一方、爪留めでは、小さな爪で宝石を固定し、光が石を通り抜けることで、その輝きを引き立てます。

耐久性や色合いを高め、光沢のある美しい仕上がりにするため、ジュエリーには電気メッキ加工を施します。電流を利用して、シルバーの表面にゴールドまたはホワイトロジウムの薄い層を密着させる工程です。循環型のものづくりへの取り組みの一環として、私たちはメッキにもリサイクル素材を使用しています。これは業界でも珍しい基準であり、デザインの最終工程にまで責任あるものづくりへの姿勢を取り入れています。

石留め

メッキ加工を施したジュエリー

08 品質管理

一つひとつのジュエリーは、最初の鋳造から最終的なメッキ加工まで、複数の工程で検品を行います。工場での予備検査に加え、ノルウェー・オスロの本社でも最終的な品質検査を実施し、クラフツマンシップが私たちの厳格な基準を満たしていることを確認します。この工程は、私たちの生産プロセスにおいて重要な役割を担っています。基準を確実に満たすことで素材の無駄を最小限に抑え、一つひとつの手仕事に費やされた時間と技術を大切にしています。

品質管理

石留め

09 最終形態

現代のアイコンが形になる瞬間。私たちのシグネットリングは、クラフツマンシップの旅の集大成ともいえる存在です。ミニマルな仕上げから、鮮やかな色彩やストーンセッティングを施したデザインまで、さまざまな表情を見せます。最終工程では、私たちのビジョンが形となります。すべてのメッキ加工、宝石、磨き上げられた表面に、妥協のないクラフトへのこだわりが宿っています。